保育園を休みたいと言いますが、休み癖がつくのではないかと心配です。
夏休み、兄弟が家にいると分かっている。また、ご両親のどちらかが仕事が休みと知っている。こんなとき、子どもたちが登園をしぶるときがあります。これは、悪いことではないと思います。保育園に行っている子どもにとっては毎日が忙しい日々です。親子のふれあいも十分とれないまま、毎日が過ぎていくこともあります。保育園児はどちらかというと、集団生活に偏り、家庭でのゆっくりした時間をもつことが難しくなりがちです。
 親の仕事が休みであったり、早く終われるときなど、それを敏感に感じ取るものです。
 だから、保育園が休みでなくても、学校と違って、ふれあいの休みをとって、お互いに心の充電をすることは、次の日の力になると思います。子どもが満足すると、親の仕事の大変さも受け入れて、ある程度のがまんもできる力がわいてくるようです。休み癖の心配はありませんよ。

下の子ばかりかわいがって、上の子に我慢させているのかなと心配してます。
初めて子育てを体験するのだから、長男や長女など第一子のときは不安がたくさんあるのは当然です。それに比べると、第二子、第三子は子育てに少しゆとりがうまれてくるので親も十分かわいがることができます。そのことを意識して、上のお子さんをかわいがる努力をするとよいと思います。
子育ては順番が大切。何をするのも、生まれてきた順番を心がけるといいと思います。「何を食べたい?」と聞くときにも、好きなお菓子を選ばせるときも、お風呂で身体を洗ってあげるのも上の子が最初。「お兄ちゃんだから後で」なんて言わないでおきましょう。下の子は平気です。生まれてきた順番ですから。
親が「お兄ちゃんが先ね」と接していると、自立心が育ち、自分から「弟や妹が先でいいよ」とゆずるようになってきます。

着替えもイヤ、片付けもイヤ、反抗期がひどくてイライラしてしまいます。
乳幼児期の反抗期は2〜3歳ごろに起こります。何を言っても「イヤ!」とアマノジャクな反応をされると大変ですね。

子どもの反抗が大きい時期は自立をしようともがいている時期です。そのことをしっかり受け止めていれば反抗は終わります。でも、おさえつけてしまうと、かえって反抗は長引きます。

反抗する子どもを「反抗するのはすくすく育っているあかし。よしよし」と思って見ることができればお母さんのイライラも軽くなります。そうやって、気持ちをちゃんと受け止めていると、反抗期は短くなります。「どんなにイヤイヤって言っても、ママはあなたのことが大好きよ」って調子でいきましょう。


オムツがはずれないことが心配です。
子どもは、首が座らなければ寝がえりをうてません。寝返りを打てるようになり、お座りができるようになってハイハイが始まります。成長には順番があるし、いつできるようになるかは親が決めるものではありません。「早く歩け」「早く話せ」「早く、早く」と赤ちゃんをせかすのは競う気持ちからでしょうか。
トイレトレーニングもゆっくり、繰り返して教えていればいいと思います。無理をすると、トイレに対する恐怖感が生まれてしまいます。
おもらししたら、「気持ち悪いから取り替えようね」と声をかけ、上手におしっこができたらたくさんほめてあげればちゃんとオムツははずれますよ。

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